フィルムカメラはじめて1ヶ月
「フィルムが高すぎる!!!」
これが撮るとき、頭の8割を占める。
だって考えてくださいよ。デジタルなら1枚0円、それに対してフィルムは安くても1枚36円。そこに現像代金も入るのでより高くなるわけですわ。一般ぴーぽーには自家現像なんて頭にもないですし。
ちなみに俺が使ってるフィルムは、
Ilford XP2 ISO400
https://amzn.to/44ZOLiV
です。カラー現像の白黒で、現像に出すと当日帰って来ることが多いから結構愛用してる。一段上げても良い写りするらしいです。
なんでこんな高くなったんや?
主に上がる理由は4つ。
1.生産ラインが激減&再立ち上げに否定的
今でこそ売れているがこの需要が一過性のものにも見えるし、デジタルが台頭した今メリットがない
2.材料費高騰
その名の通り
3.為替
Kodak Ilfordとか海外系のフィルムも円安により割高になった。
4.中小企業撤退による既存企業の価格決定力の増加
採算の取れない事業に投資し続けれる弱小は少ないため、必然的に大企業が残る。
これ以外にも理由があるけどやっぱり大きい原因はこれ。
デジタルのほうが現像も楽だし。やっぱ金だよ金。
今の時代にフィルムカメラ始めるメリット
俺はあると思うけど、普通はない
やっぱ楽しいよ。その場で見れないドキドキ感、失敗した写真の面白さ、色褪せ方。
でもメリットに対してデメリットが大きすぎて、ほんとに採算が取れない。写真に採算なんか求めねえけどそれでも、財布へのダメージは無視できない。
節約するなら…
- モノクロへ寄せる:Kentmere / Fomapan / Arista EDU など比較的安価。
- バルク(100ft)を自分で巻く:初期投資(ローダー&再使用カセット)は必要だけど、長期的に単価が下がる。
- 自家現像(まずはモノクロ):
- 初期費用(タンク・リール・温度計・薬品):ざっくり ¥8,000〜¥12,000
- ランニング(薬品):¥150〜¥250/本 目安 スキャンはフラットベッド or カメラ複写で対応。
- 期限切れは“遊び用”:独特の転びは面白いけど、本番や大事な記録には不向き。
- デジ併用のワークフロー:テストや露出確認はデジ、本番だけフィルムで撮る。
- 歩留まりを上げる:露出計を使う/無駄ブラケティングを控える/24枚撮りで回転を早くする。
失敗を減らす撮影メモ(ネガ向け)
- ネガは“影に合わせる”:黒を潰さないようややオーバー目でOK。
- 等倍鑑賞を前提にしない:スキャンで見る時は粒状性とのバランスを考える。
- 1本1テーマ:人物・街・夜などテーマを絞ると、露出の勘が早く育つ。
- レンズ選びは“使い慣れ優先”:明るさよりピントリングの感触やヘリコイドの精度が歩留まりに効く。
作例
適当に作例をflickerで御覧ください。filmのところにありますんで。
https://www.flickr.com/people/203219445@N07/
でも俗に言う”エモい”がでてて悪くはないんだよね。悪くは。
まとめ
- 高い理由=供給制約 × コスト増 × 円安 × 寡占化。
- 現実解=モノクロ寄り/バルク/自家現像/デジ併用/歩留まり向上。
- 結論:採算は合いにくい。でも、この遅さと不確かさが、創作に効く。財布と相談しつつ、撮る。
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